早春の玉山金山
3月16日(土)、茨木県つくば市の産業技術総合研究所地質調査総合センターの専門官の入山がありました。
国(経産省所管)の研究機関で日本全国の地質情報を整備しており、地質図(1/5万および1/20万地質図幅)の作成に関わっていらっしゃるとの事。
現在,1/5万地質図幅「盛」作成に向け,地質調査を実施しているところであり、その中で玉山金山についても記載したいので,その調査との事でした。
氷上花崗岩は4億5千年前の古生代オルドビス紀~シルル紀にできた日本でも稀に見る貴重な地層とのことです。
なんかワクワクしますね。
参加された皆様
内野隆之氏(理学博士):国立研究開発法人 産業技術総合研究所地質調査総合センター
地質情報研究部門 シームレス地質情報研究グループ グループ長
坂野靖行氏(鉱物学専門):地質情報研究部門 シームレス地質情報研究グループ
鈴木敬介氏(層位学,ジルコン年代測定専門)地質情報研究部門 層序構造研究グループ
船山良忠氏:気仙・三陸ジオパーク推進会議 会長
金野節夫氏:気仙・三陸ジオパーク推進会議 会員
内野氏からのコメントです。
この地区にだけ石英脈が多産することが確認でき,金鉱山がここにできた訳が良く分かりました.
この石英脈が白亜紀花崗岩(気仙川岩体)に由来するのか,はたまたオルドビス紀氷上花崗岩形成時のものなのか,
非常に興味を持ちました.1年後くらいにまた訪問したいと思います。
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